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作例集

Morphifexで実際に作ったものを並べます。全部ローカルのOllamaだけで作っていて、画像生成AIは使っていません。モデルが書くのはSVGやHTMLといった「コード」です。

TOPページに載せている4点

ヘルプTOPで使っている作例です。下の40作品とは別に、2026年7月20〜21日に作りました。借りたGPU(RunPod・RTX 5090)で、いずれも4モデルすべてが完成しています。

うさぎのアイコンを4モデルで比較した画像。緑地に立ち姿、水色地に丸い顔、白いシルエット、オレンジ地に頬の赤いうさぎ
アイコン「うさぎを一匹、アイコンの主役として描く」。動物プリセット・フルカラー・1024 × 1024、やり直し上限0、コンテキスト65,536。同じ指示でも、輪郭線の太さと顔の作りがモデルごとに分かれます。
自由記述「窓辺でお茶を飲む猫と読みかけの本」のイラストを4モデルで比較した画像
イラスト「窓辺でお茶を飲む猫と読みかけの本」。自由記述・1024 × 1024・静止画、やり直し上限0、コンテキスト65,536。4つとも同じお題です。部屋ごと描くか、窓辺だけを切り取るかで構図が分かれました。
横スクロールゲーム「巨大な庭」を4モデルで比較した画面写真
Webゲーム「巨大な庭」。横スクロールアクション・共通エンジンなし(全部自分で書く)、やり直し上限2、コンテキスト16,384。並んでいるのは開始直後の画面なので、地形と色づかいの差しか写っていません。実際に動かすと下のようになります。
Webゲーム「巨大な庭」を実際に動かした画面。上に朝露の数とゴールまでの距離が出て、小さな緑の生き物が草花と足場のあいだを進む
同じ「巨大な庭」の ornith:35b 版を実際に動かした画面。朝露の数とゴールまでの距離、足場、当たると戻される植物まで、指示していない要素をモデルが自分で決めています

この作例について

ここから下は別の回です。2026年7月20日に、5機能 × お題2つ × モデル4つ = 40作品を一度に作りました。載せているのは、そのうち完成した作品を条件ごとに並べた比較画像です。

モデルgemma4:12b-it-qat / gemma4:26b-a4b-it-qat / gemma4:31b-it-qat / ornith:35b
実行環境RunPodで借りたGPU(RTX 5090)上のOllama。Morphifex本体と保存先は手元のPCです
生成の設定temperatureなどは指定していません。各モデルの既定値のまま動かしています
やり直しイラストとアイコンは0回(素の実力)、4コマ・ゲーム・ノベルは2回
自己修正使っていません。モデルが自分の絵を見て直す機能は切ってあります
編集方針条件を変えて作り直したものはありません。落ちたモデルは落ちたまま載せます
枠が空いているのは、失敗を隠していないからです 40作品のうち完成は31件でした。比較画像の枠が3つや2つしかないものは、そのお題でモデルが完成させられなかったという意味です。何に落ちたのかは、それぞれの作例の下に書いています。
機能完成落ちたモデルと理由
アイコン7 / 826b-a4b(SVGがXMLとして壊れた)
Webゲーム7 / 826b-a4b(実行時に未定義の変数を参照して停止)
イラスト6 / 826b-a4b(XMLが壊れた)/12b(禁止している filter を使った)
ビジュアルノベル6 / 826b-a4b(登場人物にいない話者)/ornith:35b(たどり着けない場面がある)
4コマ漫画4 / 831b・ornith:35b・26b-a4b(台詞の不一致3件、style要素1件)

イラスト

条件は正方形1024 × 1024・静止画・やり直し上限0回・コンテキスト65,536で、4モデルとも同じです。やり直しが0回なので、1回目で安全確認に落ちたらそこで確定します。

動物プリセット「きつね」を3モデルで比較した画像。ornith:35bはオレンジの背景に正面向きのきつね、gemma4:31b-it-qatは水色の丸い背景と草地に座るきつね、gemma4:12b-it-qatは白い背景に丸みの強いきつね
動物プリセット「きつね」。3枠なのは gemma4:26b-a4b-it-qat のSVGがXMLとして壊れ、画像へ変換できなかったためです。典型的な題材なので、残った3つの差は主に画風と描き込みの量に出ています。
自由記述「自転車に乗るペリカン」を3モデルで比較した画像。ornith:35bは道路と太陽と雲のある場面、gemma4:31b-it-qatは主題だけを置いた構図、gemma4:26b-a4b-it-qatは胴体が卵形のペリカン
自由記述「自転車に乗るペリカン」。3枠なのは gemma4:12b-it-qat が禁止している filter 要素を使い、安全確認で落ちたためです。
ペリカンは「思い出す」ではなく「組み立てる」お題です ペリカンは自転車に乗りません。学習したことのある絵を思い出すだけでは描けないので、その場で構図を組み立てるしかありません。同じ8文字の指示から、場面まで作るモデル、主題だけを立てるモデル、体の形が崩れるモデルに分かれました。ローカルLLMはもともとイラストが得意ではありませんが、どこまで描けてどこで崩れるかにモデルの個性が出ます。

アイコン

条件は1024 × 1024・やり直し上限0回・コンテキスト65,536です。色の指定だけをお題ごとに変えています。

きつねのアイコン・フルカラーを3モデルで比較した画像。ornith:35bは紺色背景に線のはっきりした顔、gemma4:31b-it-qatは水色背景に炎のような輪郭の顔、gemma4:12b-it-qatは暗い背景に縦長の顔
きつね × フルカラー。3枠なのは gemma4:26b-a4b-it-qat が、イラストと同じくXMLの壊れたSVGを出したためです。
くまのアイコン・ネイビーとゴールドの2色を4モデルで比較した画像。4つとも黄色地に濃紺のくまだが、全身・顔だけ・輪郭の大きさが異なる
くま × 2色(ネイビー × ゴールド)。4モデルすべてが完成した唯一のお題です。色数と構図が強く決まっているぶん、失敗する余地が少なくなります。

4コマ漫画

条件は全年齢・4コマ・1000 × 1400・作画のやり直し上限2回・コンテキスト65,536です。4コマは2段階で作ります。まず構成(タイトル・コマの役割・場面・登場人物・台詞)をJSONで書いてもらい、それを検証してから、その構成案を渡して絵を描いてもらいます。

テーマ「日常コメディ」の4コマ漫画を2モデルで比較した画像。gemma4:26b-a4b-it-qatは寝坊の話、gemma4:12b-it-qatはダイエットの話
日常コメディ。2枠しかないのは、gemma4:31b-it-qat が「1コマ目・2コマ目の台詞が構成案と一致しません」、ornith:35b が「style要素は使用できません」で、どちらもやり直し上限まで直りきらなかったためです。
テーマ「ミステリー」の4コマ漫画を2モデルで比較した画像。gemma4:31b-it-qatは足跡とクッキーの話、gemma4:12b-it-qatは砂糖と窓の手掛かりから犯人へ進む話
ミステリー。こちらも2枠で、gemma4:26b-a4b-it-qatornith:35b4コマすべての台詞を構成案と違うものに書き換えて落ちました。左の31bは2回目の作画でようやく通っています。
4コマだけは、小さいモデルのほうが通りました 8枠中4枠が失敗し、落ちたのは大きいモデルばかりでした。いちばん小さい gemma4:12b-it-qat だけが両方とも1回で通しています。失敗の中身は「絵が下手」ではなく、自分で決めた台詞を、描くときに勝手に書き換えたというものです。文章を書く力と、決めたとおりに実行する力は別の軸だと分かります。

Webゲーム

条件はやり直し上限2回・コンテキスト16,384です。お題ごとに共通エンジンの有無を変えているので、この2つは別の条件=別の比較になります。画像は完成したゲームを実際に動かしたときの画面です。

タップ回避ゲーム「紙ひこうき」を4モデルで比較した画面写真。夜空や青空を紙ひこうきが飛ぶ画面が4つ並んでいる
タップ回避「紙ひこうき」× 共通エンジンあり4モデルすべてが遊べる状態まで到達しました。エンジンを渡すと、モデルはゲームの中身だけを書けばよくなります。右上の31bは画面が明るく、静止画では中身が見えにくくなっています。
横スクロールゲーム「氷の洞窟」を3モデルで比較した画面写真
横スクロール「氷の洞窟」× 共通エンジンなし(全部自分で書く)。3枠なのは gemma4:26b-a4b-it-qat が起動後に currentX is not defined で停止し、動作確認を通らなかったためです。動かないゲームは静止画も残りません。

同じ4モデルでも、土台を渡すかどうかで結果が変わります。エンジンありなら弱いモデルでも遊べるものになり、なしなら実装力の差がそのまま出ます。

ビジュアルノベル

条件は全年齢・やり直し上限2回・コンテキスト32,768です。ノベルはWebゲームのメニューから作ります。人物・背景・ノベルエンジンはMorphifexが用意していて、モデルが書くのは物語と分岐のJSONだけです。そのため絵の差は出ません。差が出るのは話の作りと分岐の構造です。

ジャンル「ミステリー」のビジュアルノベルを3モデルで比較した画像。暗い室内に人物のシルエットが立つ1場面目が3つ並んでいる
ミステリー。載っているのは1場面目です。1枠空いているのは ornith:35b が「最初の場面からたどり着けない場面があります」で落ちたためです。gemma4:26b-a4b-it-qat もこの回は「登場人物にいない話者が喋る」で落ちており、写っているのは同じ条件で先に作ったぶんです。
ジャンル「ホラー」のビジュアルノベルを4モデルで比較した画像。夜の街、暗い室内、緑がかった林の1場面目が並んでいる
ホラー。こちらは4モデルとも完成しました。同じジャンルでも、選ばれる舞台がモデルごとに違います。

落ちた2件の理由は、どちらも遊べないノベルでした。存在しない人物が喋る、最初の場面からたどり着けない場面がある。HTMLを直接書かせていたら気づけないまま「完成」になっていたはずのものです。

作例の読み方

同じことは手元でもできます。はじめかたで起動し、モデルだけを変えて同じ条件で作ると、作品管理で自動的に同じグループへまとまります。並んだ結果は比較画像として書き出せます。