作例集
Morphifexで実際に作ったものを並べます。全部ローカルのOllamaだけで作っていて、画像生成AIは使っていません。モデルが書くのはSVGやHTMLといった「コード」です。
TOPページに載せている4点
ヘルプTOPで使っている作例です。下の40作品とは別に、2026年7月20〜21日に作りました。借りたGPU(RunPod・RTX 5090)で、いずれも4モデルすべてが完成しています。
ornith:35b 版を実際に動かした画面。朝露の数とゴールまでの距離、足場、当たると戻される植物まで、指示していない要素をモデルが自分で決めています。この作例について
ここから下は別の回です。2026年7月20日に、5機能 × お題2つ × モデル4つ = 40作品を一度に作りました。載せているのは、そのうち完成した作品を条件ごとに並べた比較画像です。
| モデル | gemma4:12b-it-qat / gemma4:26b-a4b-it-qat / gemma4:31b-it-qat / ornith:35b |
|---|---|
| 実行環境 | RunPodで借りたGPU(RTX 5090)上のOllama。Morphifex本体と保存先は手元のPCです |
| 生成の設定 | temperatureなどは指定していません。各モデルの既定値のまま動かしています |
| やり直し | イラストとアイコンは0回(素の実力)、4コマ・ゲーム・ノベルは2回 |
| 自己修正 | 使っていません。モデルが自分の絵を見て直す機能は切ってあります |
| 編集方針 | 条件を変えて作り直したものはありません。落ちたモデルは落ちたまま載せます |
| 機能 | 完成 | 落ちたモデルと理由 |
|---|---|---|
| アイコン | 7 / 8 | 26b-a4b(SVGがXMLとして壊れた) |
| Webゲーム | 7 / 8 | 26b-a4b(実行時に未定義の変数を参照して停止) |
| イラスト | 6 / 8 | 26b-a4b(XMLが壊れた)/12b(禁止している filter を使った) |
| ビジュアルノベル | 6 / 8 | 26b-a4b(登場人物にいない話者)/ornith:35b(たどり着けない場面がある) |
| 4コマ漫画 | 4 / 8 | 31b・ornith:35b・26b-a4b(台詞の不一致3件、style要素1件) |
イラスト
条件は正方形1024 × 1024・静止画・やり直し上限0回・コンテキスト65,536で、4モデルとも同じです。やり直しが0回なので、1回目で安全確認に落ちたらそこで確定します。
gemma4:26b-a4b-it-qat のSVGがXMLとして壊れ、画像へ変換できなかったためです。典型的な題材なので、残った3つの差は主に画風と描き込みの量に出ています。
gemma4:12b-it-qat が禁止している filter 要素を使い、安全確認で落ちたためです。アイコン
条件は1024 × 1024・やり直し上限0回・コンテキスト65,536です。色の指定だけをお題ごとに変えています。
gemma4:26b-a4b-it-qat が、イラストと同じくXMLの壊れたSVGを出したためです。
4コマ漫画
条件は全年齢・4コマ・1000 × 1400・作画のやり直し上限2回・コンテキスト65,536です。4コマは2段階で作ります。まず構成(タイトル・コマの役割・場面・登場人物・台詞)をJSONで書いてもらい、それを検証してから、その構成案を渡して絵を描いてもらいます。
gemma4:31b-it-qat が「1コマ目・2コマ目の台詞が構成案と一致しません」、ornith:35b が「style要素は使用できません」で、どちらもやり直し上限まで直りきらなかったためです。
gemma4:26b-a4b-it-qat と ornith:35b が4コマすべての台詞を構成案と違うものに書き換えて落ちました。左の31bは2回目の作画でようやく通っています。gemma4:12b-it-qat だけが両方とも1回で通しています。失敗の中身は「絵が下手」ではなく、自分で決めた台詞を、描くときに勝手に書き換えたというものです。文章を書く力と、決めたとおりに実行する力は別の軸だと分かります。
Webゲーム
条件はやり直し上限2回・コンテキスト16,384です。お題ごとに共通エンジンの有無を変えているので、この2つは別の条件=別の比較になります。画像は完成したゲームを実際に動かしたときの画面です。
gemma4:26b-a4b-it-qat が起動後に currentX is not defined で停止し、動作確認を通らなかったためです。動かないゲームは静止画も残りません。同じ4モデルでも、土台を渡すかどうかで結果が変わります。エンジンありなら弱いモデルでも遊べるものになり、なしなら実装力の差がそのまま出ます。
ビジュアルノベル
条件は全年齢・やり直し上限2回・コンテキスト32,768です。ノベルはWebゲームのメニューから作ります。人物・背景・ノベルエンジンはMorphifexが用意していて、モデルが書くのは物語と分岐のJSONだけです。そのため絵の差は出ません。差が出るのは話の作りと分岐の構造です。
ornith:35b が「最初の場面からたどり着けない場面があります」で落ちたためです。gemma4:26b-a4b-it-qat もこの回は「登場人物にいない話者が喋る」で落ちており、写っているのは同じ条件で先に作ったぶんです。
落ちた2件の理由は、どちらも遊べないノベルでした。存在しない人物が喋る、最初の場面からたどり着けない場面がある。HTMLを直接書かせていたら気づけないまま「完成」になっていたはずのものです。
作例の読み方
- 条件を書いていない比較は根拠になりません。比較画像の上には、お題・寸法・やり直し上限・コンテキストが常に入っています。ここが1つでも違うと、そもそも同じ棚には並びません。
- 点数を付けるのはモデル自身です。Morphifexが作品へ点を付けて順位を決めることはありません。上の作例も、どれが良いかは見た人が決めるものとして並べています。
- これは1回分の結果です。同じモデルでも、もう一度作れば違うものが出ます。「このモデルはこう」と決めつけるためではなく、自分の環境で試す前の目安として見てください。
- 失敗はすべて機械的な検査で捕まっています。「なんとなく出来が悪い」で落ちたものは1件もありません。落ちた9件は、そのまま保存していたら開いた瞬間に壊れていたものです。何を弾いているかは安全確認のしくみにあります。
同じことは手元でもできます。はじめかたで起動し、モデルだけを変えて同じ条件で作ると、作品管理で自動的に同じグループへまとまります。並んだ結果は比較画像として書き出せます。