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全体の流れ

選んだ条件が作品になるまで、4つの場所を順に通ります。イラストもアイコンも4コマもWebゲームも、この骨格は同じです。違うのは、モデルが何を書き、どう確かめるかだけです。

指示が作品になるまでの4段階

  1. あなた:日本語で条件を選ぶ

    題材、モデル、仕上がりなどを画面の選択肢から決めます。文章を書くのは題材のところだけで、それも動物から選べば不要です。

  2. Morphifex:生成条件を整える

    選んだ条件を作品として保存し、その内容から指示文を組み立てます。モデルへ渡すのは「SVGだけを返す」「HTMLだけを返す」といった制約付きの指示です。作りたい形式ごとに、寸法や禁止事項もここで固めます。

  3. Ollama:1モデルずつ生成する

    選んだモデル1つへ指示を送り、返ってくる文字を受け取りながら画面へ流します。かかった時間、トークン数、そのときのGPUラベルは実行履歴へ記録されます。

  4. この端末:安全確認して保存する

    返ってきた出力から作品部分を取り出し、危ないものが混ざっていないかを確かめます。通ったものだけが data/app.sqlite へ保存されます。ここから外へ出ていくものはありません。

送る前にプロンプトを確かめる

各作成画面の生成ボタンの近くに「送るプロンプトを確認」ボタンがあります。押すと、いまの入力条件でOllamaへ実際に送られる指示文(システム役とユーザー役の全文)と、コンテキスト長などの生成オプションを、その場のモーダルで読み取り専用で確認できます。生成は始まらず、内容は編集できませんが、全文コピーはできます。ローカルLLMの挙動を検証したいときに、条件を変えながら指示文がどう変わるかを見比べられます。モーダルには「temperature などの生成パラメーターは指定していません(Ollama/モデルの既定値で動作)」という注記も出ます。4コマ漫画とWebゲームのように2段階で作るものは、1段階目(構成・初回生成)の指示を正として表示し、2段階目は雛形として添えます。より詳しく、送受信の全文をコンソールへ流したいときは、環境変数 LOG_LEVEL=debug を付けて起動してください。

なぜ1件ずつしか動かないのか

Morphifexは、生成の処理を同時に1件だけ動かします。モデルを2つ同時にGPUメモリへ載せると、どちらも遅くなるか載りきらないためです。1つあたりに要る量はモデル次第です。

画面を離れても作業は続きます 生成はサーバー側で進むため、別の画面へ移ってもブラウザーを別ページにしても止まりません。作業画面へ戻ると、その時点のジョブ状態から進行表示を出し直し、終わっていれば結果をその場に表示します。

安全確認を通ったものだけが保存される

生成中に見えている絵は、届いた分だけを組み立てた途中経過です。これは進み具合を見るためのもので、保存の対象ではありません。

  1. 取り出す

    モデルの出力からSVG(またはHTML)の部分を取り出します。

  2. 確かめる

    使ってよい要素だけでできているか、外部を読みに行く記述がないかを検査します。何を弾くかは安全確認のしくみにまとめています。

  3. 描けるか試す

    SVGは実際に画像へ変換できるところまで確認します。ここで壊れていれば通しません。

  4. だめなら同じモデルへ返す

    落ちた理由を添えて、同じモデルへ直しを頼みます。回数の上限は、作成画面で選んだ「やり直し」の数です。上限まで通らなければ、その回は失敗として残ります。

やり直しの回数はこの安全確認に失敗したときだけ減ります。無事に完成した場合、残り回数はそのままです。ただしイラストで「自己修正」を選んだときだけは別で、この回数がそのままモデルが自分で描き直す回数になります。

4種類で共通するところ

入力日本語の選択肢が中心。自由記述は題材のところだけ。
モデル1回の作成につき1つ。順番待ちで1件ずつ処理する。
やり直し0〜3回(イラストだけ0〜5回)。安全確認や検査に落ちたときだけ消費する。イラストで自己修正を選んだときは、この回数がそのまま描き直しの回数になる。
途中経過受信しながら画面に出る。保存はされない。
停止いつでも止められる。止めても直前の完成版は残る。
保存先この端末の data/app.sqlite。外部へは送らない。
比較モデル以外の条件が同じなら、作品管理で自動的に同じグループへ入る。

種類ごとに違うところ

イラストとアイコンは、モデルが1回でSVGを書きます。4コマ漫画とWebゲームは2段階に分かれていて、途中に確認が挟まります。

イラスト・アイコン:1段階

指示 → SVG → 安全確認 → 保存、の順です。アイコンでは、これに加えて全面が背景で埋まっているか、角丸が付いていないか、文字が入っていないかも見ます。2色を選んだ場合は、選んだ色以外や半透明が混ざっていれば通しません。

4コマ漫画:構成JSON → SVG

  1. 構成を作ってもらい検証する

    先にタイトル、4コマの役割、コマの位置、場面、登場人物、台詞をデータとして書いてもらいます。コマが4つあるか、番号が1〜4か、キャンバスからはみ出していないか、コマ同士が重なっていないかを機械的に確かめます。ここで落ちた場合は作画へ進まず停止します。

  2. 検証済みの構成から作画してもらう

    通った構成をそのまま同じモデルへ渡し、1000×1400の完成SVGを描いてもらいます。構成どおりのコマ位置か、台詞が一致しているかも確認します。やり直しはこの作画の段だけで使います。

Webゲーム:HTML → 静的エラー修復 → 実行時エラー修復

  1. 単一HTMLを書いてもらう

    外部の素材も通信も使わない、1枚で完結するHTMLを頼みます。

  2. 動かす前に検査する(静的エラー)

    文書の形、容量、外部読み込み、使ってはいけないAPI、JavaScriptの文法を保存前に調べます。違反があれば、理由と前回のHTMLを同じモデルへ返して作り直してもらいます。

  3. 実際に動かして見張る(実行時エラー)

    検査を通ったHTMLを隔離した枠の中で起動し、エラーが出ないか、そもそも起動するかを監視します。エラーが出たら、その内容を同じモデルへ渡して直してもらいます。

検査で分かるのは「壊れているか」までです エラーが出ないのに遊べない、という不具合は自動では拾えません。完成したゲームには「うまく遊べない → 作り直す」から理由を選んで直してもらう操作を用意しています。詳しくはWebゲームへ。

同じ条件の作品は自動でまとまる

作品を保存するとき、モデル以外の条件(題材、寸法、やり直し上限など)をひとまとめにした鍵を作ります。この鍵が完全に一致する作品は、作品管理の「同じ条件を比較」へ自動的に集まります。

比べ方は同じ条件で比べるを参照してください。