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はじめかた(セットアップ)

用意するのは3つだけです。どれも無料で、公式サイトから入れられます。上から順にやれば動きます。途中でつまずいたら、それぞれの手順の下にある「うまくいかないとき」を見てください。

何を入れるのか

Morphifexは絵を描くソフトではなく、あなたのPCの中にいるAIモデルに仕事を頼む道具です。そのため、モデルを動かす側を先に用意します。

1. Node.jsMorphifexを動かす土台。24以上が必要です
2. OllamaAIモデルを動かすソフト。入れるとPCの中で待機します
3. モデル実際に絵やコードを書く中身。Ollamaで取ってきます。ここが一番時間がかかります(数GB〜)
4. Morphifexこの3つを束ねて、選ぶだけで作品にする画面

1と2を入れるときだけインターネットが要ります。あとはオフラインで動きます。

手順1 Node.js を入れる

公式サイトからインストーラーを落とします。

ダウンロード先 https://nodejs.org/ja/download
Windowsの方は、ページの下のほうにある「Windows インストーラー (.msi)」を選んでください。上のほうにはコマンドで入れる方法が並んでいますが、慣れていなければ .msi が確実です。

入れ終わったら、PowerShell(Windows)またはターミナル(macOS)を開き直してから、次を打ちます。

  1. 版を確かめる

    node --version と打って、v24 以上が返ればOKです。

うまくいかないとき node : 用語 ... として認識されません と出るなら、インストール前から開いていた画面を使っています。いったん閉じて開き直してください。それでも出ないときは、インストーラーを最後まで実行できているか確認します。
v22 など24より小さい数字が返る場合は、上のページから入れ直してください。Morphifexは24未満では起動しません(SQLiteをNode本体の機能で使っているためです)。

手順2 Ollama を入れる

ダウンロード先 https://ollama.com/
トップの「Download」から、お使いのOSのインストーラーを選びます。

入れると、Ollamaは画面に出ないままPCの中で待機します(Windowsなら通知領域にアイコンが出ます)。次を打って、エラーが出なければ動いています。

  1. 動いているか確かめる

    ollama list と打ちます。この時点では空っぽで正解です。モデルはまだ入れていません。

うまくいかないとき ollama が見つからないときは、Node.jsと同じくターミナルを開き直します。could not connect to ollama app と出るときは、Ollama本体が起動していません。Windowsならスタートメニューから「Ollama」を起動してください。

手順3 モデルを入れる

モデルはOllamaのサイトで探せます。Morphifexが検証に使っているのは Gemma4 の QAT 版です。迷ったら、まずは一番小さい12Bを1つだけ入れてください。

モデルを探す すべての一覧: https://ollama.com/search
おすすめの Gemma4(QAT版のタグ一覧・容量もここに出ます): https://ollama.com/library/gemma4/tags
先に「VRAM」と「PCメモリ」の違いだけ この先で VRAM 16GB のような書き方が出てきます。ふだん言う「メモリ32GB」とは別のものなので、ここだけ押さえてください。
VRAMグラフィックボードが持つ専用のメモリ。モデルがここに収まりきると速い。多くのゲーム向けGPUで8〜16GB、上位で24〜32GB
PCメモリ(RAM)ふだん「メモリ16GB / 32GB / 64GB」と言っているほう。VRAMに載りきらない分はここへあふれ、CPUが肩代わりします
つまり、動くかどうかは VRAM と PCメモリの合計で決まり、速いかどうかは VRAM に収まったかで決まります。足りなければ動かない、ではありません。遅くなるだけです。
大きさ取ってくるコマンドどんなとき
12Bollama pull gemma4:12b-it-qat最初はこれ。VRAM 16GBに収まって快適
26Bollama pull gemma4:26b-a4b-it-qatVRAM 16GBでも12Bと同じくらいの速度
31Bollama pull gemma4:31b-it-qatいちばん大きい版。VRAM 16GBでは収まりきらず遅くなるが、PCメモリに余裕があれば動く
VRAMが小さくても、31Bを試す価値はあります VRAMからあふれた分は PCメモリとCPUが肩代わりするので、VRAMが足りなくても31Bは動きます。遅くなるだけです。 開発機(VRAM 16GB + PCメモリ 64GB)での実測は、31Bでイラスト1枚が約8分でした。12Bなら同じ1枚が約35秒です。
数をこなしたいなら12B・26B、1枚にじっくり時間をかけて出来を上げたいなら31B、という使い分けができます。待てるなら、大きいモデルを試してみる価値はあります。実測値はモデルと速度の目安(実測)にあります。

コマンドをそのまま貼り付けて実行すると、ダウンロードが始まります。回線によっては数十分かかります。終わったら ollama list に名前が出ます。どれを選ぶかで待ち時間がどれだけ変わるかは、モデルと速度の目安(実測)に実測値を載せています。

「QAT」とは 軽くしても品質が落ちにくいように作られた版のことです。同じ大きさの通常版より少ないGPUメモリで動くので、手元のPCで動かすならこちらが向いています。名前に -it-qat と付いているものを選んでください。
うまくいかないとき 途中で止まる場合は、もう一度同じコマンドを実行すれば続きから再開します。no space left はディスクの空き不足です。モデルは1つで数GB〜十数GBあるので、空きを確認してください。

手順4 Morphifex を起動する

配布物を展開したフォルダーで、次の2つを順に実行します。

  1. 必要な部品を入れる

    npm ci を実行します。ここだけはインターネット接続が要ります。初回だけで、2回目からは不要です。

  2. 起動する

    npm start を実行し、ブラウザーで http://localhost:3030/ を開きます。この画面が出れば準備完了です。

npm start と npm run dev の違い npm start は組み上げてから1つのポート(既定3030)で配信する通常起動です。npm run dev は開発用で、画面が5194番、APIが3030番に分かれ、コードを直すと自動で反映されます。ふだん使うなら npm start で十分です。
うまくいかないとき npm ci が途中で失敗するときは、まず node --versionv24 以上かを確認してください。古いNode.jsが原因のことがほとんどです。
EADDRINUSE(ポートが使用中)と出たら、すでにMorphifexが起動しています。ブラウザーで http://localhost:3030/ を開いてみてください。

Ollamaにつなぐ

初回はサイドメニューの「Ollama接続」を開き、接続先URLを確認します。同じPCでOllamaを動かしているなら既定のままで動きます。保存すると、その場で接続を試して結果を表示します。

GPUラベルは、実行履歴でどの環境の記録かを見分けるための名前です。1台だけで使う場合は空のままでかまいません。別のPCやRunPodにつなぐ場合は別PCのOllamaを参照してください。

Ollama接続の設定画面。接続先URLと接続テスト、GPUラベル、保存先が並んでいる
「Ollama接続」画面。接続先とGPUラベルを保存し、その場で接続を試せます。
モデルが一覧に出ないとき まずOllamaが起動しているか、ollama list にモデルがあるかを確認します。モデルを入れた直後なら、「Ollama接続」画面の「モデル能力を再取得」を押してください。それでも出ない場合はトラブルシュートへ。

最初の1枚を作る

ホームから「イラスト」を開きます。左側で3つだけ選べば始められます。

あとは「描く」を押すだけです。生成中は途中経過が中央に表示され、安全確認を通ったものだけが作品として保存されます。詳しくはイラストへ。

Morphifexのホーム画面。コンセプトの説明、最近つくったもの、種類別の作品数が並んでいる
ホーム。最近つくったものと、種類ごとの作品数から入れます。
1枚目は思ったものが出ないかもしれません ローカルLLMはもともと絵が得意ではありません。それが普通です。どのモデルがどこまで描けるかは作例集に、失敗した分も含めて並べてあります。

作ったものはどこに残るか

作品と履歴はMorphifexフォルダー直下の data/app.sqlite に入ります。どこかへ送信されることはありません。フォルダーごと移せば別のPCでもそのまま開けます。バックアップアップデートもあわせて読んでください。

用意するものの一覧(あとで確認する用)

Node.js24以上が必須です。SQLiteをNode本体の機能で使うため、これより古い版では起動しません
Ollama起動していて、モデルが1つ以上入っていること。Morphifexはモデルを自動ダウンロードしません
GPU動かすモデル次第です。決まった推奨値はありません。12b級なら16GBで実用になり、31b級は16GBだと実測で13倍遅くなりました。モデルと速度の目安(実測)に2つのGPUでの計測を載せています
ブラウザー最近のChrome、Edge、Firefoxなど。生成したゲームもこの上で動かします